ラバー重量測定
ナルクロス
ナルクロス(赤厚)
重量を測ってみました。パッケージから出したばかりの重量は写真(右)のとおり。

カット前→カット後の重量は下記のとおりでした。
●赤厚『72g』→『53g』
※グルーイングを3回行っております。

開封前のラバー重量は次のとおり。
●特厚 赤(95/102g)、黒(98/100g)
●厚赤(95/106g)、黒(97/96g)
●中赤(89/89g)、黒(89/90g)
※パッケージ(紙)にも重量差がございます。
※上記の重量はレポート作成時に測定した値になります。
パッケージの仕様変更により、現在製造している商品との重量に差が出る場合もございます。

グルー効果
Before(グルーイング前) After(グルーイング後) ニューボンディングシステム
ナルクロス(赤厚)
今回のグルー効果は、違った意味で期待が持てそうです。
スポンジは「クロスシステム(同じ体積に対するゴム分子の密度を高くする)」を採用しているとあり、
確かに硬くグルー効果は弱いですが、新たな接着技術「ニューボンディングシステム」により
グルー効果をシートにまで素早く届かすという。
このスポンジだと本当にパワーがないとスピードを出すのは難しいかな?

トップシート
ナルクロス
ナルクロス(赤厚)
スポンジだけでなく、シートにも「クロスシステム」を採用しているらしく、これにより回転・威力が出るようになるとのこと。そして耐久性が高いという特典付(^-^)
手に取った感じだと「威力でそうだな」と・・・
だけど、このラバーで本当に威力のあるボールを打つためには、選手自身にパワーが無いと難しいような印象を受けますね。
まぁ実際に打ってみないとなぁ(^_^;

ジャスポ最終結論

発売開始直後に、多数のご注文があり、モニターが出来なくなっておりましたが、
ここにきて、やっとレポートできるラバーが用意できました(^_^;
「ニューボンディングシステム」と「ナルクロスシステム」なる新技術を搭載しているらしいけど・・・
横文字でだらけで難しいッ!簡単に説明をしましょう。
ニューボンディングシステムとは
グルー効果をシートまで到達させる為の接着技術のことです。
ナルクロスシステムとは
ゴム分子の密度を高くし、分子同士の繋がりを強くすることです。
これにより、回転・威力、そして、耐久性までもが、増すということです。

昨年までは、「軟らかいスポンジを使い、道具で飛ばす」という商品が人気でしたが、
ナルクロスは、「硬いスポンジで自分の力でしっかり飛ばす」がコンセプトのよう。
今まで軟らかいスポンジで、グルーの力を使っていた選手には、難易度の高いラバーとなりそう
しかし、使いこなせたなら良い武器になるでしょうね。
近日中に試打を行い最終結論をだします。(2004/10/16)

ジャスポの最終結論
使用したラケットはロンバルディア・7です。
7枚合板パワフルなラケット、魅力は軽量(平均83g)と打球感の良さでしょう。
ファーストインプレッション
第一印象は「パワーがある」の一言でしょう。(それだけかよ!)
「スピン量が多い」「スピードが早い」などではなく、ボールに威圧力があると言えばよいのか・・・(^_^;
比べるとわかりやすい・・・
ちょうど裏面に粘着ラバーを使用していたので、両方を比べてドライブしてみました。
スピードはナルクロスの方が上、回転量は粘着ラバーの方が上。これは当たりまえですね。(苦笑)
ただ、ドライブという技術だけをピックアップしてみると、ナルクロスの方が「威圧感」があるんです。
ナルクロスでドライブしたときは、相手(ブロック)のラケット角度を狂わせるほどの威力を持っていましたね。
軟らかいラバーでは、なかなか手に入れることの出来ない威力でしょうね。
もう1つ、気に入った点は、相手のドライブに対するブロックが非常に良いです。
角度をあわせインパクトに力を込めると、ブロックというよりカウンターのようなボールが飛んでいきました。
こんな貴方にお奨めしちゃう
3球目攻撃を頂点で捉えドライブ攻撃する選手や、中陣から簡単に返球させない(威力の落ちない)
ドライブを多用する選手、そして、自分の思い通りのボールコントロールを実現したい選手に
持って来いでしょうね(^-^)
ただ、初心者や非力な選手が使うには、ラバーが硬く難易度が高いラバーかもしれませんので、
ナルクロステンションをお勧めします。
中級者以上のパワーヒッター、前陣でのブロックカウンターを得意とする選手などが
使用すると非常に良いと思います。(2004/10/27)

ナルクロス(赤厚)はこちらのページから購入可能です。