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サムライ(黒2.0mm) |
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重量を測ってみました。パッケージから出したばかりの重量は写真(右)のとおり。
カット前→カット後の重量は下記のとおりでした。
●黒2.0mm 『58』→『40g』
開封前のラバー重量は次のとおり。
●MAX赤(86g)、黒(91g)
●2.0mm赤(84g)、黒(85g)
●1.8mm赤(83g)、黒(84g)
※パッケージ(紙)にも重量差がございます。
※上記の重量はレポート作成時に測定した値になります。
パッケージの仕様変更により、現在製造している商品との重量に差が出る場合もございます。
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サムライ(黒2.0mm) |
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おーグルーを塗っても変化がないぞ〜。
これぞ“ノングルー対応ハイテンションラバー”の風貌だね!
もう、塗っても塗っても変わらないもの。ズンと構え、何が来ようと微動だにせず!
スポンジは、サムライの柔軟な筋肉を髣髴とさせてくれるほどに柔らかいです。
指の感触を頼りに想像すると、力任せでゴツゴツと攻撃するのではなく、食い込ませて打つといった打球に向いているでしょうね。肉を斬らせて骨を絶つといった感じですよ(なんじゃそりゃ!)
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サムライ(黒2.0mm) |
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若干硬めに設計しているように感じます。
スポンジのレポートで「柔軟な筋肉」と表現しましたが、トップシートは鍛えられた筋肉を守る“鎧”ともいえる。
守備技術では、鎧(トップシート)が相手ボールの威力を抑え、攻撃に転じる際には筋力(スポンジ)の効果を邪魔しないような球離れの良さが期待できます。
●質感を他のラバーで例えると
スピード重視のハモンドに、表面の引っ掛かりを良くするため若干の粘着性を加えた感じです。
ハモンドプロαとは、また少し違う印象です。
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さぁ、各メーカーから続々とノングルー対応ラバーが発表されています。
もちろんTIBHARからも発表されることとなりました。
TIBHARノングルー対応ラバーは、日本製です!しかも初の日本製テンションラバーです(^-^)
名前が良いですよ!
○ 命名 サムライ
良いでしょ!この名前(^ー^)
サムライという名前が全世界で使用されるわけですよ!しかも日本製ですよ。
このラバーは応援しちゃうよ!TIBHARさん。
とは、言うものの・・・やっぱり気になるのは性能ですよね。
まだ、試打前なので適当なこといえませんけど、トップシートの質感やスポンジの感触からすると、
攻撃時と守備時の“わびさび”が堪らないだろうなぁ。
まぁ、ニッポン男児!ガタガタ云わずに試打を行うでござる(2005/12/9)
●ジャスポの最終結論
使用したラケットは総檜7枚合板セプティアー(Nittaku)です。 メイス(Butterfly)のスピードを少しだけ落として、打球感に厚みを加えたようなラケットです。 グルーイング1回で使用しました。
■ファーストインプレッション
おぉ!良さそうだぞ(^-^)
硬すぎもせず、軟らかすぎもしない打球感、トップシートの引っ掛かりも悪くない。
期待が持てます。
■ドライブ・スマッシュ(スピード・回転量・コントロール性)の攻撃技術について
スピードは十分あるラバーだと思います。
ドライブとスマッシュともにスピードがあり優れていると思いました。
ドライブでは、シートの引っ掛かりが良いので安定感がありながら、相手コートでの球威の衰えもなくラリーの主導権を握れます。
また、相手のドライブに対して、ラケット角度を合わせてブツケテいくように打球すると「カキ〜ンッ!」という、打球音がとても気持ちよいです。
放物線を描くスレイバータイプというよりも、直線的なブライスタイプであると思います。
ブライスよりも柔軟さがあり、使いやすくて鋭い弾道が魅力的ですね。
■ツッツキ・ストップ・ブロックなどの守備技術について
ツッツキ&ストップは良いですよ。回転を掛けやすいし、コントロールなど優れているものがあります。
ツッツキでの特に良い点は攻撃的な自在性です。ツッツキの弾道が低くて鋭く、且つ、トップシート上でのグリップ力に安定感がある。
ただ、鋭いだけとか、食い込みすぎるだけのラバーと違って、ジャスポにとってツッツキは試合を組み立てる上で重要な技術の一つです。斬る斬らないはもちろんのこと、弾道やコースの突きやすさ、そして若干のグリップ力があればツッツキの形からのフリックなど、ツッツキのバリエーションも豊富に広がります。
ブロックでは、相手のボールを殺すよりも、強いボールでのカウンターに向いていると思いますね。
守備をしていても攻撃をしているような打球音が最高!
インパクトに合わせて、面をシッカリとさせてあげるだけで「カキ〜ンッ!」ですよ(^0^)
金属音とともに、カウンターブロックが炸裂しますよ〜。(相手ボールの勢いを利用するということです♪)
他にもトップスピンを与えたブロックなどが良かったですよ。
ジャスポの場合、相手コートで伸びのあるブロックは、タイミングを外すために使用するのですが、ラバーが硬すぎると、飛ばなかったり、軟らかいと浮いてしまったりとするのです。
サムライの場合には、トップスピンブロックの安定感が優れています。
ボールの質は、伸びよりも弾道の低さが素晴らしいですね(^-^)
ブロック(守備技術)にも、角度を合わせてぶつけていく、トップスピンを与える、アンダースピンを与える、横へ逃がすなどのバリエーションがあり、対戦相手のレベルが上がれば、最低でも2つ以上は持ち合わせていたい技術です。
レベルの高い対戦相手に対し、○○ラバーは△△ブロックしかできないとなれば、それは、負けを意味することになるでしょう。
ブロックも1つだけで、勝てている対戦相手であれば、まだまだレベルが低いということです。(近頃辛口過ぎのコメントでごめんね(^_^;)
■サービス・レシーブのスピード・回転量・コントロール性について
今回はバック面に貼ったのでサービスでの使用は行いませんでした。
色々な技術を試すなかでの想像ですけど、スピード系、回転系、ロング・ショートのどれもが高い次元でのパフォーマンスを発揮すると思いますよ。
レシーブでは、ツッツキの項目で太鼓判を押したとおり、回転系サービスに対する処理が抜群にやりやすいですよ。
ただ、少しだけ飛びすぎる点が気になります。サービスの種類が感じ取れない不安な状態で触りに行くと飛びすぎてしまうことがあり、浮いてしまうことがありました。
■こんなラケットに相性が良いのでは
今回はメインとしてセプティアーに貼って使用しました。
その後、バンブーショットでも試打を行ったのですが、セプティアーの方が好感触でしたね。
打球感がソフトで、スピードがミッドファーストの下より(コルベルあたり)と相性がいいんじゃないですかね。
新素材だと、アリレートやアリレートカーボンがサムライの性能を引き出してくれそう。
個人的には、単板ラケットにサムライ(赤MAX)が男らしいと思います!
※ 選手1人1人が、プレースタイル/技量/体格/筋力/考え方/など違うわけですから、 全員にとって “この相性が最高”と、いうことはないと思います。
■こんな貴方にお奨めしちゃう
技巧派+威力重視の選手にお奨めしたい1本です。
攻撃時のスピード・球威・自在性を備え、守備時には七色のブロックが対戦相手を翻弄してくれるでしょう。
これらを可能にするには、選手の技術練習が不可欠。しかし、使用する道具によっても習熟度に差が出ると思います。
サムライの場合には、ラバーの硬度、トップシートの特徴、ジャスポの使用感から、中級者以上の方に「より一層の精進を・・・」と、お奨めしてあげられるかな。
初級者にとっては、ちょっぴり硬すぎて、扱いが難しいかもしれませんね。
「ブライスシリーズでは硬すぎて困る」「カタパルトなんぞ難破だ!」と、頑固な中・上級者の皆様!
貴方のラケットにはサムライがきっと似合いますよ。(2005/12/29)
サムライ(黒2.0mm)はこちらのページから購入可能です。
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