|
|
|
|
|
| |
|
|
|
| | | | |
| |
●ジャスポの最終結論
使用したラケットはチューブオフェンシブWRB(STIGA)です。
木材ラケットならでは打球感の良さと、適度な反発力を持った扱いやすいラケットです。
木材の感覚が好みで、ボールの威力と安定感を両立させたい攻撃重視のハードヒッターにオススメの一本です。
■はじめに
スプリングスポンジを搭載し、プレーヤーの「もっと」をかなえるために発売されたテナジー・05。
ノングルー、補助剤禁止というルール変更を受け、
世界で活躍するトッププレーヤーの多くが、テナジー・05へとラバーを変更しています。
そのテナジーシリーズ第2段!
前陣プレーヤーの「もっと」をかなえるために発売されたのがこのテナジー・25。
この秋、最大の注目商品です!
■ドライブのスピード・回転量・コントロール性について
またまた、やってくれました。バタフライさん。
…
テナジー・25最高です!
テナジー・05もかなり衝撃的なラバーでしたが、
このテナジー・25もすごすぎる!!
テナジー・05は食い込みが良く、
扱いやすさと回転のかけやすさに特徴のある
「新」テンションラバーでした。
しかし、食い込みやすさのためにフラット打法に癖があり、
前陣でスマッシュを織り交ぜながら戦うプレーヤーにとっては、やや扱いにくい面もありました。
テナジー・25はシートの粒が太く、大きくなったためボールが食い込みすぎず、
気持ちよくスマッシュを打つことができます。
この、フラット打法のやりやすさということが、テナジー・05との大きな違いだと思います。
さらに、スプリングスポンジはボールを持つ感覚があるため、
微妙なコントロールがつけやすい!スマッシュを打つ瞬間まで変化をつけられる感じです。
そのため、様々なボールに対応することができ、
「安定感のあるスマッシュ」という強力な武器を手に入れることができます。
では、「シートの食い込みが悪くなった=ドライブがしにくくなった」かというと、そうではありません。
むしろ、シートの変化が少なくなった分、
擦るドライブにおいてはシートの回転性能を120%使用することができ、
テナジー・05以上に回転がかけやすいような気がします。
もちろん、コントロールのしやすさや、トップ選手のような美しい弾道は健在です!!
相手コートでバウンド後にかなり沈むので、相手にとってはかなり取りにくいボールになっているようです。
表面で擦るドライブがやりやすいということは…
そうです!ループドライブがかなりやりやすい!!
ループでチャンスを作って、スマッシュで決めるというパターンで得点を稼ぎまくることができました。
実は、チャンスメークのつもりのループで、
相手のブロックを吹き飛ばして得点することもかなり多く、
回転量の高さを実感することができました。
ただし、1つ注意点があります。
シートが食い込みにくくなった分、
「食い込ませるドライブ」においては、
テナジー・05の方がやりやすいと感じました。
かなり食い込みにくいため、回転がかかる前にボールが飛び出してしまい、
棒球になってしまう場面がありました。
また、カウンター気味にボールを捉えると、
フラット系でもドライブ系でもかなり安定して相手コートに威力あるボールを入れることができます。
カウンターのやりやすさは特筆ものです!!
このあたりが、「前陣向け」ということなのでしょう。
■ツッツキ・ストップ・ブロックなどの守備技術について
ツッツキはかなり切れます。
先ほどの「擦るドライブ」同様、
表面で擦るように「ガツッ」と切ると、
低い弾道で猛烈な回転のかかったツッツキをすることができます。
ブツ切れのツッツキをすると、
練習相手は持ち上げられず、ネットミスを連発していました。
練習相手のコメント。
「テンションとは思えないほど切れている。」
「粘着性ラバーだと思って打つとちょうどいいくらいだ。」
恐るべし、テナジー・25…!
ブロックはテナジー・05よりも「弾く」感覚があります。
そのため、テナジー・05に比べ、
ペンのショートなどの弾く打法もやりやすく、
威力も出るようになっています。
このように書くとテナジー・05に比べ、ブロックが難しいの?なんて思うけど
特に難しいという感じはしませんでした。
むしろ、変化・コントロールが簡単に出来ました。
ブロックでの癖はテナジー・05よりも少ないように感じました。
ただし、柔らかいラバーで食い込ませるブロックが得意な人には、
「弾みすぎる」という感覚になるかもしれません。
このあたりは、個人の感覚が強く出ると思います。
■サービス・レシーブのスピード・回転量・コントロール性について
サービスに関してもかなり回転がかけやすいです!!
特に擦る感覚で行うショートサービスのキレは圧巻です!
テンションラバーはどうしてもショートサービスにやりにくさがあるのですが、
テナジー・25は最高にやりやすいです。 不思議だ(^ー^;
同じフォームから、下回転とナックルサービスは回転量の差がつけやすい。
ゲーム練習でも特に効果的でしたよ(^0^)
ロングサービスもやりやすかったです。
特に横回転では回転量に加え、軌道の変化もすさまじく、
相手は「返すだけでせいいっぱい」といった感じのレシーブ。
サービスでの得点もねらえますし、
ナイス・レシーブが少ない分、
その後のラリーが優位に進められる
ことは間違いありません!!
スピードロングサービスと、
ショートサービスを効果的に混ぜることのより、
サービスエース狙えまくりです!
レシーブも好印象でした。
特に台上技術のやりやすさは特筆ものでした!
ツッツキでの切れは前述の通りですが、
ストップ、流し等の細かな技術においても、
回転とスピードのバランスが良く、
思い通りにボールをコントロールすることができました。
また、フリックや台上ドライブなどの攻撃的な技術もやりやすかったです。
フリックも「弾く」打ち方と「擦る」打ち方を使い分けが容易で変化をつけやすかったです。
特に、擦るフリックでは相手の予想以上に回転がかかっているようで、
ボールが浮いて返ってくることがかなり多かったです。
その後で、ナックル気味の弾くフリックをすると、「ボトリ」です。
これは病み付きになる感覚です!
テナジー・25は間違いなく、レシーブの「もっと」も叶えてくれます!
■メリットについて
豊富な回転量が最大の魅力です。
また、これまでのテンション系ラバーの中ではスマッシュなどのフラット系技術の威力、やりやすさも最上級です。
それでいて、細かな技術もやりやすく扱いやすい。
メリット大杉!!
■デメリットについて
テナジー・05同様ラバー自体の重量が重いので、ラバーサイズには注意が必要
です。
前陣向けのラバーということもあり、
重いラケットに特厚という組み合わせは、
力のある選手でないと厳しいと思います。
また、テナジー・25は擦る技術において最大のポテンシャルを発揮します。
擦る技術や固い打球感が苦手に人にとっては扱いにくいかもしれません。
あとは、
やはり値段が…。
ぜひ、値段でも「もっと」を叶えてほしいものです。
■こんな貴方にお奨めしちゃう
重いので、貼るラケットは選びそうですが、テナジー・05同様多くの人にお奨めできるラバーです!
「前陣向け」ということですが、攻撃型の選手なら一度試してみる価値はあるラバーだと思います。
ただし、テナジー・05に比べ、打球方法や打球感にやや癖がありますので、その点には注意が必要です。
さらに、回転量は粘着ラバーと比べてもそん色ないレベルだと思うので、
厚さを調整すれば、カットマンが使っても面白いかも!?
あとは、粘着ラバーや高弾性ラバーにグルーや補助剤を使っていたプレーヤーで、
新しい道具選びに悩んでいる人に強くお勧めしたいと思います。
グルーイング時の打球感 + 粘着に匹敵する回転量 + テンションのハイ・スピード
という夢のような組み合わせなので、“とりこ”になること間違いなしだと思います。
テナジー・25は間違いなくあなたの「もっと」をかなえるラバーです。
(2008/11/06)
テナジー・25(赤/特厚)はこちらのページから購入可能です。
|
|
|
| | | | |
|
|
|
|
|