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          バンブーショット | 
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ブレード形状は、長さが短く、幅が広いようです。 
見た目には、下膨れ型といったところでしょう。
  グリップヘッド幅 x グリップ厚 x グリップエンド幅 ●FL 24 x 24 x 34mm ●ST -- x -- x --mm
  握り感は“すべすべ”と、いう印象を受けました。 
全体的に丸いグリップで、掌に隙間ができずにしっとりと吸い付く感覚があります。 
親指が当たるところの傾斜が少し気になるので、実際に使用するときには、傾斜をなだらかにしたいと思います。 | 
 
   
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  バンブーショット | 
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重量を測ってみました。 2本測った平均は85gと平均的でしょう。 
●FL (85g) 
●ST (85g) ※ラケットはその日の湿度により重量が変化します。
  重心がグリップより、ブレードもコンパクトなため、ラバーサイズが厚くなっても重量が気にならないのではないでしょうか。 | 
 
   
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  バンブーショット | 
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ブレード厚「6.3mm」を目指して作られているバンブーショットの最大の特徴は上板にあります。 
打球感覚に大きな影響を与える上板の役目は 合板構造の中でも非常に重要なのです。 
バンブー(竹)の特徴は、“強いしなり”と “吸収性”の2点です。 
強いインパクトだと、上板のしなりがボールを弾き返し、繊細なプレーの時には抜群の吸収性を発揮してくれる。 
センターには桐、添芯にはアユースを設置することで、バンブーの持つ特性を極限まで際立たせているのが解ると思います。
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  バンブーショット | 
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笹の葉っぱで、デザイン写真を撮ってみました。 
妙に中国っぽい感じが出ていると思いません? 
他社メーカーには無い、独特のカラーリング(^-^) 
グリップレンズにも笹の葉が描かれています。 
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       バンブーショット | 
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合板構造では、ボールに与える性質をレポートしましたが、ここでは違った角度からブレードいインフォーカスしてみましょう。 
見た目の特徴は、指矢印(緑)で指している“竹の節”があること。 
今までのラケットで、ここまで節が前面に出ているものがあったでしょうか(^-^; 
「節に当たると打球が変化する」なんてことはないのかなぁ?(あったとしても解らんでしょう) 
もう1つの特徴は香りです。上板に鼻をつけると竹の香りがほのかに・・・。(だからどうした?) いやー竹の殺菌効果でグルー臭いのが緩和されるかなぁ、と・・・(^_^;
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●ジャスポの最終結論 
またしてもJUICから面白い新製品が登場しました。 
今回の製品はラケット、何が面白いって使用している素材です。 
その素材は「バンブー(竹)」、きっと誰も使用したことがないと思いますよ。 
竹といえば“風にしなっている絵”を想像する方がいると思います。 ジャスポの場合は、子供の頃に竹やぶに行って、3〜4人で竹の“しなり”を使って遊んでました。 竹って本当に折れないんですよね。子供の頃に遊んだ竹の“強いしなり”が卓球のラケットに生まれ変わると、どういった性能を発揮してくれるのでしょうか(^-^) 
ジャスポが知っている限りでは、竹を素材にしているラケットは販売されていないし楽しみな1本です。 近日中に試打を行い最終結論をだします。(2005/11/2)
  
  ●ジャスポの最終結論 
使用したラバーはハモンド(Nittaku)/発売前商品です。 
ハモンドはジャスポが最高に気に入ったラバーです。 
バック面で使用したのは、○○○○○の△△△△という微粘着高弾性ラバーです。
  
■ファーストインプレッション 
「ん?」何かが違うぞ、確かに違うぞ。今までのラケットの打球感とは何かが違う。 
でも、それが一体何なのかはわからない?この打球感は新しいよ。
  
■安定感がありながら、威力を兼ね備えている!自分の意思が伝わるラケット 
先ず、結論から言わせてください!バンブーショット良いですよ! 
攻撃時にラケットの“シナリ”を物凄く感じることができる。 
正直な話をすると、これだけシナリを感じたのは初めてです。(シナリを感じるって通っぽくて嬉しい) 
強いインパクトの時(スマッシュ)には、ボールが“ズン”と上板に食い込んで強く弾き返してくれる 
「スピードがある」と、いうよりも、「球威がある」と、表現した方が妥当。 
それでは弱くインパクトすると・・・まったく飛ばないんですよぉ〜。不思議なくらい。 
どんなラケットでも、インパクトの強弱で、打球も変化します。だけどバンブーショットは差が激しいのです。 
 
セプティアー(約1ヵ月半使用)の場合は、つなぎのプレーが“ポーン”と、軽やかなボールで返球。 
攻撃は“スカーンッ”と、軽快なスピードといった印象でした。 
バンブーショットの場合は、つなぎは“ぐにゅぅ”と、球持ち時間が長くて嫌らしい返球。 
攻撃は“ズギャシャン”と、球威のある会心の一撃といった印象なんです。 
(ポーンだの、ズギャシャンだのと、子供染みた表現ですみません(^_^;) 
 
何が言いたいのかというと、、、 
インパクト強弱が打球に伝わるということは、プレーヤーが自分の意思をボールコントロールとして表現し、 
相手コートに返球することができるということなんです。 
 
 1.つなぎやレシーブが精密で先手を取れない。 
 2.攻撃のボール(球威)が強くカウンターが取れず一方的に攻められる。 
 3.ドライブをしても中陣からしのがれて最終的には攻め込まれる。 
こういう相手と試合するのはイヤですよね(^_^; 
バンブーショットは、3つのニュアンスを十分に含んだラケットといえるでしょう。 
 
セプティアー(Nittaku)からの乗り換え宣言をします!それくらい気に入ってます。 
 
■こんな貴方にお奨めしちゃう 
攻撃・守備・飛ばす・止めるなど、実戦を考えたら、自分の意思をボールに伝えたいですよね。 
バンブーショットは「飛ばしたい時に飛び、止めたい時に止まる」と、いった特徴が色濃く出ています。 
初・中級者には、バンブーショットの特徴が判らず「普通すぎる」と、勘違いされそうですが、 
上級者であれば、打球の強弱がボールに反映されやすいと感じてくれると思います。 
初・中級者が、新素材ラケットに飛びつきたい気持ちも解りますが、自分の意思コントロールが 
伝わりやすいラケットで、ボールコントロールを身に付けることも大切だと思いますよ。 
お奨めは、自分自身の技量で十分なボールコントロールができる上級者でしょう。 
インパクト強弱での“ボールスピードの差”が大きいので、匠の業で勝負する選手にお奨めです。 
珍しい素材「竹」を使用したものですから、コレクターにも良いかも?! 
シナリを感じてみたい選手にもお奨めですよ(^-^) 
(2005/11/15)
  バンブーショットはこちらのページから購入可能です。
 
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