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重量を測ってみました。パッケージから出したばかりの重量は写真(右)のとおり。
カット前→カット後の重量は下記のとおりでした。
●黒2.2mm 『57g』→『43g』
開封前のラバー重量は次のとおり。
●2.2mm赤(84g)、黒(86g)
●2.0mm赤(78g)、黒(84g)
●1.8mm赤(80g)、黒(80g)
※パッケージ(紙)にも重量差がございます。
※上記の重量はレポート作成時に測定した値になります。
パッケージの仕様変更により、現在製造している商品との重量に差が出る場合もございます。
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EX-8のグルー効果は写真のとおりです。 グルーイング前はスポンジ側に反っていましが、1回目のグルーイング「ペタ〜」と、2回目で真ん中あたりが膨れてきて、3回目には十分反り返るだけのグルー効果がありました。 これだけ反り返れば十分なスピードが得られると思いますよ(^-^) 写真を見ていると、DY-6の方がグルー効果が高いように見えますが、これは一体なぜだろう? EX-8のグルーイング前は、スポンジ側に反り返っているのにたいして、DY-6は反り返っていないからかなぁ?謎です(^_^;
グルー効果比較レポート
DY-6(赤2.2mm)
EX-8(黒2.2mm)
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トップシートは、微粘着ということです。 だけど、「これは本当に中国ラバー?」と、言いたくなるほど粘着はありません。どちらかというと高弾性ラバーの質感、触感に似ています。 しかし、高弾性ラバーと比べると粘着はあるんですよ・・・。あッ!だから微粘着なんだぁ(^0^) 写真を見ていただければ、トップシートが綺麗でしょ?意外と中国も高品質のラバーを作れるんだな。と、感心してしまいます。
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DY-6(強粘着)の粘着力をテストしてみました。 「デコパネ」という黒いパネルに、トップシートを下にして2〜3回ローラーを掛けます。そして、直ぐにひっくり返してスタート。 スタートと同時に終了しました(^-^;; 実はこうなることは、ひっくり返す前から解っていたんです。と、いうのもローラーを掛けた段階でくっついてないんだもん! そういうわけでタイムは1秒でした。
粘着力テスト比較レポート
DY-6(赤2.2mm)
EX-8(黒2.2mm)
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軟らかいですよ。粘着性ラバーを高弾性と比較することは違っているかもしれませんが、ホワイトに近いクリーム色と、指先からの全体の軟らかさを他のラバーに例えるのならば、マークVADのような感じではないでしょうか。 スポンジならびに全体の硬さから想像するにコントロールが良くて扱いやすそうに思えます。
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やはり微粘着シートということだけあって、強粘着のDY-6と比べると、若干粒が細長く設計されているのが解ります。 シート・スポンジの接着部分の太さに変化が無くスピード設計が伺えます。 また、シートも強粘着と比較すれば薄く作られているようです。
粒の特徴比較レポート
DY-6(赤2.2mm)
EX-8(黒2.2mm)
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軟らかなスポンジ、グルー効果の高さ、トップシートの微粘着、粒の形状までをレポートして解ったのは、 EX-8がスピードを重視している中国系ラバーということ。 中国系ラバーというと、ベタベタとした粘着質を思い浮かべるけど、 EX-8のような微粘着でスピードを重視しているラバーもあるんですね。 ラバーの性能には関係のない話ですけど、DY-6・EX-8の価格がリーズナブルなところがGoo! ラバーの高騰が続くなかで、「ちょっと試してみるか」と、気軽に購入することができる価格帯です(^-^) 後は実際にボールを打ってみて、詳しくレポートしたいと思います。
近日中に試打を行い最終結論をだします。(2005/10/16)
●ジャスポの最終結論
使用したラケットは総檜7枚合板セプティアー(Nittaku)です。 メイス(Butterfly)のスピードを少しだけ落として、打球感に厚みを加えたようなラケットです。 グルーイング1回で使用しました。
■ファーストインプレッション
フォア面にEX-8(微粘着)を、バック面にDY-6(強粘着)で使用しました。
スピード的には、断然EX-8の方が上です。ただ、打球しても中国系ラバーという感覚が伝わってきません。
どんなレポートになるのでしょう(・_・;? 不安ですね〜。
■ドライブ・スマッシュ(スピード・回転量・コントロール性)の攻撃技術について
まず、ドライブに適しているラバーだと思いました。
最高のスピードだとか、抜群のコントロール性だとか、そういう宣伝文句ではないのですが、
ドライブでの3拍子がバランスよく絡み合っていると思うのです。
コントロールしやすいスピード感、スピードを落としすぎない回転力と、いう、表現だと思うのです。
バランスが取れていても、やっぱりスピードも欲しいし、回転量も欲しいという要望が出てきます。
これらの要望に応える簡単な方法は、グルーイング回数を増やすということだと思います。
個人的には、バランスの取れたラバーが好きなので、今のままで良い感じです。
それに、バック面がDY-6(強粘着)という個性の強いラバーだったので、
フォア面くらいは、サッパリとした風味のEX-8(微粘着)で、ちょうど良かったのかもしれません。
■ツッツキ・ストップ・ブロックなどの守備技術について
ツッツキやストップを試した結果、やはり粘着系ラバーよりも高弾性ラバーの感覚に近いと思います。
DY-6(強粘着)と比較して、ツッツキのスピードが、ぜんぜん違う。(EX-8の方が早い)
ツッツキのような守備技術で、スピードのプレッシャーを与えられるというのは、魅力の1つです(^o^)
前陣でのブロックは、もう少し弾き返す力が欲しかったかなぁ。
ラリー戦での安定感・自在性には、高評価を与えられるでしょう。
■サービス・レシーブのスピード・回転量・コントロール性について
EX-8(微粘着)は、ロングサービスに強い回転を与えるのに適していますよ。
DY-6(強粘着)だと、回転力が強すぎてスピードが落ちてしまうのですが、EX-8(微粘着)だとスピードを落とさぬまま強い回転を与えることができますね。
そのほかショート・ハーフロングとサービスでも問題点は見つからない。
レシーブの時には、球持ち時間が長いという印象です。
強粘着だと回転系サービスに対して当たった瞬間にボールが飛んでしまう。
スポンジが硬すぎると食い込まずに“点”で捕らえる感じになる。
EX-8(微粘着)は、シートの掛かりも強すぎず、全体も硬すぎるということがないので、
球持ち時間が長くなる感じがするんです。球持ち時間が長くなれば、回転の加工がやりやすくて
多彩なレシーブを意識しているジャスポには嬉しいポイントですよね♪
■こんなラケットに相性が良いのでは
セプティアー(Nittaku)、馬琳ソフトカーボン(YASAKA)の両方で試打をして、大きな問題ないのです。
アリレートカーボンに貼ったら、ラバーの特性を活かせるのではないのか?と、思いました。
理由は?ですか・・・。ただ、なんとなくです(^ー^; 嘘です。
EX-8(微粘着)の、バランスが良く・球持ち感覚にも優れた特徴を殺さないラケット。
若干スピードに物足りなさも感じるから、それらをカバーするとスピードに優れたラケット。
スピードに優れて、ソフトな打球感のあるラケットといえば“アリレートカーボン”が向いていると思います。
(説明出来て良かったぁ(*´∇`*))
※ 選手1人1人が、プレースタイル/技量/体格/筋力/考え方/など違うわけですから、 全員にとって “この相性が最高”と、いうことはないと思います。
■こんな貴方にお奨めしちゃう
このラバーを使用する時には、中国ラバーという先入観は持たないほうが良いですよ。
全体的に軟らかな仕上がりは、バランスの良い攻撃力を与えてくれそうです。
テンションをはじめ、弾きの良いラバーを使用している人にとっては、
スピード的に物足りなさを感じるかも?グルーイングすることをお奨めします。
高弾性ラバーを使用していて、もう少し粘着(回転量)が欲しいと考えている選手ならば、
気に入ってくれると思います。
(2005/11/12)
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