ジャスポ最終結論

ついに発売となりました「ブライス・ハード」です。
もともとは、シュラガーやメイスといった世界のトッププレーヤーがブライスの硬めを厳選して使用していたそうなんです。と、いうことは・・・。そうです、トップシートやスポンジの製造方法はブライスと全く同じなんです。
世界トッププレーヤーは数多くのラバーの中から厳選することができるわけですが、アマチュア選手はそんな贅沢なことはできません。(やっている人もいますけど)
これからは、硬めのハード、軟らかめのFX、中間のノーマルといった3つの選択肢ができたので、よりコアなファンを獲得するでしょうね。
ブライスが硬すぎて底辺の選手には難しすぎるということで、カタパルトやブライス・FXが発売されたわけです。そういった経緯がありながら、トッププレーヤーのためにハードスポンジを発売してしまうButterflyさんはエライ!
そんな難しいラバーは国内の選手で使用できる人なんているのか?と、お考えのアナタ!
国内ではK選手やO選手も使用してるそうです。(名前は出せないのでイニシャルです)
もちろん彼等もブライス・ハードが発売される以前からブライスの硬めという感覚で選んでいたそうですよ。

中級者はハードを使っちゃいけいというわけではないので、ジャスポも挑戦することに決めました!
ブライス・FXでも硬くて難しいと感じていたので、ハードとなると不安な面が多々ありますが、これも良い経験になると思うので温かい目で見守ってください(^_^;
今回は門田さんもレポートに協力してくれますので楽しみに最終結論を待つべし! (2006/6/1)



ジャスポの最終結論
使用したラケットクリッパーCR-WRB(STIGA)は、グリップ付近をソフトな打球感に残したまま、
曲線より上の打球部分をハードな加工を施しています。
繊細なボールタッチとハードヒッターをも満足させる弾道が最大の魅力です。
グルーイング2回で使用しました。

ファーストインプレッション
「挑戦のつもりで」と言いながら、グルーを2回も塗りこんでヤル気満々で練習場へ出かけてしまいました。
卓球台を前に、いつもよりも綺麗に貼り上げたブライス・ハードを見つめて精神統一・・・。
「カコン!コン」 えッ! 目を閉じている間に相手のサーブがぁぁ。相手からは何やってんだ的な冷たい視線を送られてるし(^_^;;;
気を取り直して、ボールを拾いにいざフォア打ち、「カコンッ!カコンッ!」 う〜んGood!
ブライス・ハード良いじゃない(^ー^)
たんなるフォア打ちなのに、今までのラバーとは明らかに弾道が違う、直線的でいて、攻撃的でいて、俺ってこんなに強かったんだと惚れちゃいますよ。
このラバーはいつも以上に気合を入れてレポートしたいと思わせてくれてます。(2006/6/19)

ドライブのスピード・回転量・コントロール性について
ハッキリ言っちゃいますよ!
このラバーに惚れました。凄いんだもん(涙)凄すぎるんです。
ドライブの打った瞬間「えっ!こんな強烈なドライブ打てたっけ?」と、自分のボールを疑ってしまう(^_^;
しっかり振り切ったときのドライブなんて、ピン球というよりも弾丸が発射されたといったほうが良いかもしれない。
普段さまざまなラバーを試打として使用していると、このラバーとあのラバーは近いなといったようなカテゴリーが生まれてくるんです。でもね、このブライスはどのカテゴリーにも属せない、というよりも。
ドライブは直線的で、攻撃的、しっかり振り切れたときのボールの突き刺さりようは、
他を寄せ付けない雲の上の存在といった印象を受けました。
一つ心配だったのは、「弱いインパクトだと飛ばない」という噂話です。
この件に関しては、説明が要りますね。
「弱いインパクト=つなぎやループドライブ」を想像していたのですが、つなぎやループドライブは問題なく処理することができました。
でも、ドライブ時にフルスイングができず、軽く当てるだけのスイングになると、強ドライブ時の半分とまでは言いませんけど、ボールが飛ばず重たい印象を受けました。
ブライス・ハードを使うならば、仕事や私生活で疲れていない状態で、なお且つ、積極的に攻撃するぞというエネルギーがないと使いこなせないでしょうね。

ツッツキ・ストップ・ブロックなどの守備技術について
ブロックが凄く止めやすいです。
だって考えてもみてください。自分が強くインパクトしないと飛ばないラバーですよ。
そんなラバーを食い込ませるほどのドライブ打てる人間なんて、そうそういるものではないでしょう。
止める、伸ばす、弾く、など、さまざまなブロックがやり易いと感じました。
ツッツキは鋭く回転量もあり、申し分ないでしょう。ストップに関しても違和感無しといったところです。
ジャスポの場合にはブライス・ハードくらいの硬さがあるほうが、ツッツキやストップはやり易いと感じます。

サービス・レシーブのスピード・回転量・コントロール性について
サービスの弾道の低さとスピード感に驚きました。
スピード・回転量ともに優れていますし、弾道が低いのも特徴的でした。
フォアハンドサービスから、相手コートのバックサイドを切るような斜め下回転を出した時に、相手が驚いた表情を見せました。なぜかというと、ヤマを張って先に回り込みを始めたのにサービスのスピードが速くて詰まってしまったからです(^-^)
調子に乗ったジャスポは、もっと早いサービスを出してやろうと意気込んだのですが、やりすぎは良くなかった・・・。オーバーミスを2連発もしてしまいました。ブライス・ハードを使用すると、威力がでることを良いことに調子に乗ってしまうことがあるので注意が必要でしょう。

こんな貴方にお奨めしちゃう
このラバーのポテンシャルを引き出す為には、上級者が使用することが望ましいと思います。
正直ジャスポでも全てを引き出せたかというと「?」が残りますから(^_^;
パワーヒッターが使えば、相当なラリー戦を演じることができると思いますよ。
高校生以上くらいからの攻撃型選手が使用するほうが良いと思いますね。
パワーのある中学生は“挑戦する”くらいの気構えで試してみてね(^0^) (2006/7/6)

ブライス・ハード(赤/特厚)はこちらのページから購入可能です。