ジャスポ最終結論

Butterflyからテンションラバーのフレアストームが発表されました。
今まではレイストーム(スピン系テンション)がありましたが、今回のフレアストームはスピード系テンションラバーです。
ここ最近では表ソフトも使いこなせるようになってきているので、試打が楽しみでしょうがない(^-^)
現在使用中のエクステンドPOからの乗り換えだから、スピード的に使いこなせるかという不安な面も残りますけど、しっかり試打レポートができるように夏バテを克服しなければ(^_^;
Butterfly初のスピード系テンション表ソフトラバーを十分に堪能したいと思います。 近日中に試打を行い最終結論を書きます。(2006/8/2)



ジャスポの最終結論
使用したラケットクリッパーCR-WRB(STIGA)は、グリップ付近をソフトな打球感に残したまま、
曲線より上の打球部分をハードな加工を施しています。
繊細なボールタッチとハードヒッターをも満足させる弾道が最大の魅力です。
グルーイング1回で使用しました。

ファーストインプレッション
タキファイア・C・ソフトとの組み合わせで使用したフレアストームのレポートを始めましょうか。
今回の試打会には、京都からのお客さん、小森君も加わって楽しくワイワイと行いましたよ。
フレストームのファーストインプレッションは「こんな感じだったっけ」と、完全に卓球ボケをしています。
久しぶりに卓球をする + 使い慣れない表ソフトですから、なんだか赤子に戻った気分です(^_^;
徐々に球感を取り戻しつつ、詳しいレポートに入りましょう。


攻撃技術のスピード・回転量・コントロール性について
表ソフトユーザーとしては初心者同様のジャスポですが、1つ発見がありました。
表ソフトは裏ソフトに比べて回転量が少なく、ドライブよりも角度打ちの方がナックルボールという形での特性を出すことができると一般的に言われます。
今回発見したことは、表ソフトにはドライブ技術に「適している場合」と「適していない場合」があるということです。それは・・・、また今度にしましょう・・・。 嘘です(^_^;
こんなに意味深な言い方して、書かなかったら鬼ですよね(笑) 長くなるので別項目を設けます。

さて、表ソフトの攻撃技術の特徴は、なんといってもスマッシュや角度打ちだと思います。
今回のフレアストームはバック面で使用しました。
特に良かったところは相手のツッツキを“パチンッ!”と弾く打法です。
相手の回転を利用できるような感覚があり、ツッツキ打ちが本当に楽チン♪(^0^)
角度だけ合わせてやれば自動的に相手コートに突き刺さっていくような感触です。
他にもドライブに対して、ラケット面をぶつけていくような打法も有効でした。
使い始めの1・2セット目こそ不安定な状態でしたが、試合後半につれて徐々に入るようになりインパクトのある得点元となりましたよ。
フレアストームは打球していて気持ちが良い、なんといっても打球音が気持ち良いです(^0^)
「パキンッ!」というような、高音域の金属音が爽快感を与えてくれますもの。


ツッツキ・ストップ・ブロックなどの守備技術について
小森君との試合序盤は攻撃が不安定な状態だったので、フレアストームは守備に徹して貰っていました。
ブロック系に大きな特徴があると思います。
ドライブに対して、左下へスライドブロックをすると、本当に“いやらし〜い”ボールが出ます。
中陣プレーヤーを相手にする時には有効な特徴です。
ツッツキは想像以上に回転が掛かります。スピード系表ソフトということで、正直、回転量に期待はしていなかったのですが、全然斬れますよ(^-^)
試合中にも小森君が何度もツッツキをネットへ落としてくれましたから(^0^)v
ジャスポの場合には、守備技術に関してデメリットは感じませんでした。


サービス・レシーブのスピード・回転量・コントロール性について
レシーブで良いと感じた順番は以下のとおり。
1番 「ツッツキ」
2番 「フリック」
3番 「ストップ」
ツッツキに関しては、守備技術で触れました。
2番目のフリックがやり易いですよ。回転に対するラケット角度を少々間違えていても回転の影響をモロに受けることがなくフリックに持っていけます。下回転に対して、ラケット面を下に向けているなんていうのは無理ですけど、裏ソフトを使用していると「アッ!ちょっと浮いちゃった」ということがあります。そういうことが無いということです。
ストップは小さく止めやすいですよ。前提としては力を抜いていること。
グリップに力が掛かっていると、レシーブが浮いたり、長くなることがありますから、十分に力を抜いてストップをしてみてください。面白いほど小さなストップが出来ますよ(^-^)


表ソフトでのドライブ技術について
表ソフトは「あるボール対して」のドライブが難しいです!
それは、トップスピンのボールに対してです。
相手のノーマルサービスがネットに掛かり上がらないのです。
なぜだ?純粋にボールを擦ってドライブをしようとするとラバー表面を滑って上がらないのです。
(もちろんラケット角度を開けば簡単に上がるのは解っています)
こうなりゃ意地でも上げてやる。カットをループドライブするように擦り上げても滑って上がらないのです。
結局「これはラバーで滑ってるよ」という結論にいたり、「トップスピンが滑ってネットに掛かるならば、バックスピンは滑ってあがるんじゃない?」という予想が生まれ、試してみると(^ー^)
上がる、上がる!バックスピンに対して面白いように上がります。
こういう性質があるということは、今までの「表ソフトはドライブに向いていない」という、常識は見直す必要があるのかもしれません。
フレアストームでしか、試していないので他のラバーでは違うこともあると思いますけど、表ソフトはこういった性質をもっていると思います。


こんな貴方にお奨めしちゃう
スピードのあるフレアストームは多くの表ソフトユーザーに受け入れられると思います。
ジャスポのような裏ソフトユーザーでも練習をすれば十分使いこなせると思います。
表ソフトには裏ソフトに無い“独特な打球音”があり、スマッシュで得点した時の爽快感は格別です(^-^)
最後の項目で触れたような表ソフトの性質を十分に理解したうえで使用すれば、また違った面白さに気がつくかもしれません。
現在、スピード系表ソフトを使用している選手は一度使用してみることをお奨めしますよ。 (2006/8/31)

フレアストーム(黒/厚)はこちらのページから購入可能です。