ユーザーの皆さんから「ハモンドのレポートを作成して欲しい」という声が沢山届いていました。 新製品が中心のレポート作成で、作るチャンスが無かったのです(サボっていたわけじゃないですよ!) 2005年10月21日にハモンドXが発表されるとあって、原点である「ハモンド」をレポートしました。 中・高生に本当に人気のあるラバーで、ジャスポでもセールスランキングTOP5に入るラバーです(^ー^)
■ハモンドについて
ラバーの性能として注目は、エネルギー集約型ラバー(Integrated Energy, IE)。 IEとは、「エネルギーロスを最小限に抑えること」を意味するそうです。 "耐久性を生み出す「天然ゴム」"と、"反発性を生み出す「合成ゴム」"のバランスを考え 最大限に反発力を搭載したラバーだということ。 今までは、"合成ゴム(反発性)を20〜30%加えるのが限界"とされてきたものを、 ハモンドは"合成ゴム(反発性)を60%"も配合しているというのです。 今までの常識から言うと合成ゴム(反発性)を倍以上入れていることになるんですね。 と!いうことは、スピードも倍以上に!・・・と、いうか耐久性が悪くなんじゃかなぁ(^_^; 今回のレポートはハモンドX発売まで、耐久性などもレポートして見ましょう。 近日中に試打を行い最終結論をだします。(2005/9/22)
最終結論比較レポート(シリーズ別)
ハモンド(赤特厚)
ハモンドプロα(黒厚)
ハモンド-X(赤特厚)
●ジャスポの最終結論
使用したラケットは総檜7枚合板セプティアー(Nittaku)です。 メイス(Butterfly)のスピードを少しだけ落として、打球感に厚みを加えたようなラケットです。 グルーイング1回で使用しました。
■ファーストインプレッション
いきなり試合で使用したので、様々な技術を一度に試せました。 第一印象は“飛ぶ”と、言うことだけです(^_^; 触るだけで、ポーンと飛んでいく感じがしました。細かい技術に対応可能かどうか不安が残ります。
■ドライブのスピード・回転量・コントロール性について
ドライブの3ポイントに優れていると思います。 飛びすぎてコントロール性がなくなるかな、と、不安があったのですが、 意外とボールを捕まえている感触があるんですよね。 想像ですけど、強いインパクトだとスポンジに食い込み持ち時間が長くなっているのだ思います。 弱いインパクト(ゆっくりと触りにいくと)だと、トップシートでポーンと弾く感じがあります。 どんなラバーでも、状況によって飛んでいくボールや感触が違うのは当たりまえなのですけどね。 回転量は良いものがあるでしょう。ジャスポの場合は、ドライブに回転が弱いのですが、 ハモンドでのドライブは、相手がブロックしようと面を下に向けているのに、オーバーミス
をしてたから 回転量は凄いと思いますよ。 ただ、サーブやツッツキで回転をつけようとすると掛けづらい感触でした。 ドライブのスピード・回転量は◎です。 しかし、初級者には飛びすぎてコントロールできないかも?!
■サービスのスピード・回転量・コントロール性について
ファーストインプレッションの時点で、短いサービスが難しいと考えていたのですが、 大きな問題は無いように感じます。ただ、1点を除いては・・・。 最近、ジャスポには、流行のサーブがあるんです。 ちょっと長い名前のサーブですが・・・ 名づけて、「極端に小さなフォア前で、弾道を低くして到達スピードをアップさせ、サイドライン上に落として、台の外へ逃げていくサーブ」(早口で3回言えるかな?) いや〜、このサーブが聞くんですよ。動きの軽い学生はレシーブしてくるけど3球目が攻撃しやすい、 ジャスポ世代より、上の選手には“届かずに終わる”んですね〜。 まぁ、この流行の「極F前低・・・」 略すのも難しいです(^_^; 早い話が、このフォア前が長くなっちゃうことが残念なんです。 どこかが良くなれば、どこかが悪くなるのは、仕方の無いことかもしれません。 でも、このサーブは捨てがたいんだよなぁ、ハモンドでも出せるように練習しよっと♪
■ツッツキ・ストップ・ブロックなどの守備技術について
ここまで、読めばツッツキ・ストップを上手にこなすのは難しいラバーであることは解ると思います。 で・も・ね♪ブロックが良いですよ〜。 ブロックというより、カウンターになっているように感じます。 なぜかというと、ジャスポは止めているだけ(インパクトは強く)なのに、 相手コートで球威が増しているように感じるんです。 攻撃しているはずの相手が下がり始めると、「ジャスポって強いじゃん」と勘違いしちゃいそう(^_^) 低いツッツキ・短いストップで、相手に先手を取らせないようにするためには、 相当な練習が必要かと思います。 ただ、考え方を変えて、相手に先手を取らせてラリー戦に持ち込むのであれば、さほど守備技術を意識する必要はないのかもしれません。
■こんな貴方にお奨めしちゃう
中・高学生、若い世代に、人気があるのが「うなずける」ラバーですね。 これだけスピードがでれば、相手選手も返球するのもやっとだと思います。 そして、3,360円(定価/税込)と、いうコストパフォーマンスですからね〜。 もう1つの魅力は、打球音ではないでしょうか、噂どおりの「カッキーンッ!」と、いう良い音がしてます。 このラバーは、3球目からスピードドライブで攻め込む、台上の細かいテクニックよりも ラリー戦を好む選手にお勧めしたいと思います。(2005/10/20)
ハモンド(赤特厚)はこちらのページから購入可能です。
|
|
ハモンド(赤特厚) |
■ 1週目(9月24・25日使用しました) 累計14試合
24日に7試合行い、7勝0敗/25日に7試合行い、7勝0敗
初めてのハモンド(フォア面)、プロα(バック面)でした。 練習場について「じゃ〜んけんポンッ」すぐに試合です(^-^;; まぁ、最初は面喰いましたよ。だって飛ぶんだもん。飛びすぎるんだもん。 ハモンドはドライブのスピード感が非常に良く、コンパクトなスイングでも十分な威力が発揮できる。 プロαはハモンドと比べると自在性があったように感じます。 ただ、両ラバーともツッツキが難しかった。(1日目)、2日目はラバーの特徴をつかめたような感触♪ ツッツキもストップも低い球が出せ、2日目の方が楽な試合ができました。
|
ハモンド(赤特厚) |
■ 2週目(10月1・2日使用しました) 累計28試合
1日に7試合行い、4勝3敗/2日に7試合行い、4勝3敗
2週目を終えた時点でのラバーの状態は写真のとおり。 フルセットが多かったのと、カットマンとの試合があったので、ちょっぴり疲れました。 来週は勝てるように頑張るぞー!
|
ハモンド(赤特厚) |
■ 3週目(10月8・9日使用しました) 累計41試合
8日に6試合行い、5勝1敗/9日に7試合行い、4勝3敗
3週目を終えた時点でのラバーの状態は写真のとおり。 8日の2試合目にボールを拾おうと屈んだ瞬間「痛ッ」軽〜いギックリ腰のような痛み(T_T) あれくらいの動作で腰がダメになるなんてぇ・・・。年取ったなぁと思います。 腰の痛みも歩けないというほどのことでもないので、来週には万全の体調で試合に望めるはずです。 8日からは、バック面のハモンドプロαのモニターを終了して、マークV-XSに変更してます。 両面赤々の違反ラケットを振り回して試合をしてます。(苦笑)
|
ハモンド(赤特厚) |
■ 4〜5週目(10月22・23・25・27日使用しました) 累計74試合
22日に10試合行い、9勝1敗/23日に10試合行い、9勝1敗
25日に7試合行い、7勝0敗/27日に6試合行い、6勝0敗
4〜5週目を終えた時点でのラバーの状態は写真のとおり。
腰も良くなり快調に試合を重ねています。
まだまだ、ラバーは使える状態ですが、一番最初に比べたら表面に粒が出てきてます。
新商品ラバーのモニターが溜まっているので、耐久性テストが遅くなってしまう(^_^;
今現在andro新製品を試しております。androが終わると未発表の新製品レポートを行う予定です。
(これは12月頃の発売かな?)
|
ハモンド(赤特厚) |
■ 6〜7週目(11月5・6・12・13・15日使用しました) 累計105試合
5日に8試合行い、7勝1敗/6日に8試合行い、3勝5敗
12日に8試合行い、8勝0敗/13日に5試合行い、5勝0敗
15日に2試合行い、2勝0敗 30分程度練習
6〜7週目を終えた時点でのラバーの状態は写真のとおり。
見た目には粒が目立ち寿命かなと思うのですが、まだ使えそうです。
反発力が少し落ちたかなという感じがしますが、扱いやすく回転を掛けやすくなったようにも思う。
この調子だと150〜170試合あたりが変え時と考えるのが良いかな?
|
ハモンド(赤特厚) |
■ 8〜9週目(11月19・20・26・27日使用しました) 累計131試合
19日に9試合行い、8勝1敗/20日に8試合行い、6勝2敗
26日に8試合行い、5勝3敗/27日に1試合行い、0勝1敗
8〜9週目を終えた時点でのラバーの状態は写真のとおり。
累計試合数ではなくて、使用日数を数えてみたら19日間です。
その他、球出しで使用した回数を日数に置き換えると約5日程度でしょう。
週1回の休みを取りながら1ヵ月間使用したと考えてもいいと思いますよ。
状態としては「そろそろ交換しても良いかなぁ」と、考え始めるころかな?
|
■ 10〜13週目(12月3・4・10・11・17・18日使用しました) 累計155試合
3日に1試合行い、0勝1敗/4日に2試合行い、0勝2敗
10日は忘年会のため練習なし/11日に7試合行い、5勝2敗
17日に7試合行い、5勝2敗/18日に7試合行い、5勝2敗
10〜13週目を終えた時点でのラバーの状態は写真のとおり。
3週間にわたりスーパースピンピップス・21をバック面で使用しましたが、攻撃選手相手に打ち合いをする分には良いのですが、カットマンとの対戦に苦労をしました。
最初の3週間はカットマン相手に3連敗(T_T)、最後の日曜日にようやく勝利することができました。
ハモンド耐久性テストを完全に忘れてました。すみませんm(_ _)m
写真撮影を行いたかったのですが、現物がないのです。はい、捨ててしまいました(^_^;
ハモンドの耐久性について
練習2時間40分を1ヵ月程度、もしくは、155試合程度で寿命を迎えたようです。
ただ、使用する人の技量にもよりますから、参考程度に考えてください。
○毎日(2時間40分)使用したときの耐久性は・・・
初級者ならば3ヶ月、中級者ならば2ヶ月は持つでしょう。
上級者の方で、試合に勝つことを目的としているならば、1ヶ月くらいで交換するのが良いと思います。
以上で、ハモンド耐久性テスト終了します。
|
|