ラバー重量測定
ハモンドプロα(パッケージ) ハモンドプロα(カット前のラバー)
ハモンドプロα(黒厚)
重量を測ってみました。パッケージから出したばかりの重量は写真(右)のとおり。

カット前→カット後の重量は下記のとおりでした。
●黒厚 『63g』→『42g』

開封前のラバー重量は次のとおり。
●特厚赤(93/94/98g)、黒(94/95/97g)
●厚赤(88/92/93g)、黒(91/93/94g)
●中赤(85/85/82g)、黒(84/86/88g)
※パッケージ(紙)にも重量差がございます。
※上記の重量はレポート作成時に測定した値になります。
パッケージの仕様変更により、現在製造している商品との重量に差が出る場合もございます。


重量比較レポート(シリーズ別)
ハモンド(赤特厚)
ハモンドプロα(黒厚)
ハモンド-X(赤特厚)

グルー効果
Before(グルーイング前) After(1回目)
Before(2回目) After(3回目)
ハモンドプロα(黒厚)
ハモンドと比較するとスポンジ・シートが硬質なため、グルー効果は期待していませんでした。
いえいえ、そんなこと無い、写真を見ても解るとおりグルー効果が高いですよ。
「After3回目」なんて、"結構イイ反り"してるでしょ(^ー^)
Nittakuカタログでは、ハモンドよりスポンジが硬いと書かれていましたが・・・本当でしたよ。
指で摘んでみると、ハモンドはシートとスポンジの両方が潰れていくのに対して、プロαは"シートの粒を受け止めるような形"でスポンジが潰れていない。
まさにパワーヒッター向きのラバーのようです。
ジャスポにはプロαの硬さが丁度良い気がしてならない!早く週末の試打会こないかなぁ(^_^)

グルー効果比較レポート(シリーズ別)
ハモンド(赤特厚)
ハモンドプロα(黒厚)
ハモンド-X(赤特厚)

トップシート
ハモンドプロα(トップシート)ハモンドプロα(トップシート)ハモンドプロα(トップシート)ハモンドプロα(トップシート)ハモンドプロα(トップシート)ハモンドプロα(トップシート)
ハモンドプロα(黒厚)
「ハモンドのシートよりも更に引っかかりが良く」とカタログには書いてあります。
実際には・・・本当にそのとおりだと思います(^_^;(さすがNittakuさんだ)
ボールを使って摩擦力を試してみると、プロαの方が若干引っ掛かる感じがする。カタログの暗示に掛かっているのかも?(上手いこと言うなぁ)
プロαにも"シート表面が「ピッーンッ」"と、張りつめた感じがあるのです。
これはハモンドにも見られる特徴ですね。
意外と亀裂が入りやすいかもしれないなぁ。
週末の試打会で詳細がわかるぞぉ(^ー^)

トップシート比較レポート(シリーズ別)
ハモンド(赤特厚)
ハモンドプロα(黒厚)
ハモンド-X(赤特厚)

●トップシートの質感を他のラバーで例えると
クーガ、バリテス(JUIC)/バンジー(TIBHAR)などがあります。

ジャスポ最終結論

ハモンドXの発売までに、ハモンド、ハモンドプロαのレポートは完成するかなと、思っていたのです。が、、、
レポート作成2ヶ月ブランクなんて、どうってことなく良い仕上がりです!(自慢にならん)
ジャスポ個人的には、ハモンド、ハモンドプロαの両方ともに興味があったので、レポート作成も非常に楽しく進められました。(キライなラバーの時はどうなのかって・・・ノーコメントです(^_^;)

Nittaku営業マンの話によると、ハモンドは中・高生が好むそうで、
ハモンドプロαは大学生や一般上級者が好んでいるそうです。
毎月の卓球雑誌を賑わす関東一部リーグの大学生なんかも使用しているそうですよ。
「営業マンさ〜ん、選手の名前は出しちゃ〜・・・ダメですよね?」
まぁ、"ハモンドで育った中・高生""大学・一般に成長して、ハモンドプロαに乗り換えていく"のは自然な流れなのかなぁ。
そしたらハモンドXに乗り換えるのは何時になるんだ?
近日中に試打を行い最終結論をだします。(2005/9/23)

■ハモンドプロαについて
ハモンドをベースにして作られた(詳しくはハモンドレポート参照)ハモンドプロαの特徴は、
"微粘着を帯びたトップシート"と、ハードヒッティングにも負けない
"粘りのあるスポンジ"が最大の特徴です。
シートの引っ掛かりが良いので、回転技術には最適でしょう。
そして、硬質スポンジを食い込ませるだけのスイングパワーがあれば、
ボールに最高のスピードを与えることが出来ると思います。

最終結論比較レポート(シリーズ別)
ハモンド(赤特厚)
ハモンドプロα(黒厚)
ハモンド-X(赤特厚)


ジャスポの最終結論
使用したラケットは総檜7枚合板セプティアー(Nittaku)です。
メイス(Butterfly)のスピードを少しだけ落として、打球感に厚みを加えたようなラケットです。
グルーイング1回で使用しました。

ファーストインプレッション
フォア面にハモンドを使用していたこともあり、若干硬い印象がありました。
同時に「コントロールしやすいラバーだな」とも感じました。

ドライブのスピード・回転量・コントロール性について
シートの引っ掛かりが本当に良いです。
バック面で使用たときに、ドライブすると引っ掛かりが良すぎてオーバーしてしまうことがありました。
ドライブのスピードについてですが、ジャスポのレベルではプロαの性能を引き出すことが
できませんでした(T_T) もう少し練習が必要ですね。
スピードが出ない原因は、ボールが食い込まないからだと思います。
ハモンドだと、イイ感じで食い込み弾き返してくれるのですが、プロαは硬くてドライブが伸びない感じでした。(もちろん食い込ますことができればハモンドを超えているラバーだと思います。)
結局、ジャスポはバック面で使用しました。
軟らかくないから“ボヨ〜ン”と飛びすぎることがない。(ジャスポが食い込ませないから飛ばない)
ハーフボレーでのラリー戦、角度打ちやスマッシュでの一撃で緩急の付けるために使用しました。

サービスのスピード・回転量・コントロール性について
回転量は十分だと思います。飛びすぎることもないのでコントロールも付けやすいしスピードも十分でしょう。
ほとんど文句はないのですが、もう少しシートに喰いつく感触があれば打球感が好きになれそう。

ツッツキ・ストップ・ブロックなどの守備技術について
カットマンとの試合で印象的だったのは、ドライブとストップの織り交ぜが上手くできなかったこと。
ドライブ後のストップで台上で2バウンドさせたいのに・・・。ストップが出ちゃうとラリーが長引くよ〜。
試合中、ストップに対して細心の注意を払っていても、なぜか大きく出てしまう。
これはシートの引っ掛かりの良さが裏目に出ているのではないかと思います。しかし・・・シートの引っ掛かりが良いラバーで、小さなストップをするにはどうしたら良いのだろう。
ツッツキでは大きな問題を感じませんでした。斬る斬らないの質の変化、低く送り攻撃させないなど。

こんな貴方にお奨めしちゃう
上級・大学生や上級・一般の選手が使用しているのが良くわかりました。
お奨めするのは上級者でしょう。初・中級者はハモンドから初めてください。
パワーが付いてきたと感じたらプロαを試してみるのが良いのではないでしょうか。
ハモンドからプロαに移行して十分通用するスピードボールが打てれば、
プロαの方が重たいボールを打つことが出来ると思いますよ。(2005/10/7)

ハモンドプロα(黒厚)はこちらのページから購入可能です。