  | 
  | 
  | 
  | 
  |  
| 
 |    |  
 |  
 |  
 |  
  |  |  |  |  |  
| 
 |  | 
 
   
さて出ましたね、TIBHARからもついに“スピードグルー完全不要ラバー”の登場です。 
新たなハイテンション技術を駆使し、最新鋭ノングルー専用ラバー、「ニンバス」が完成しました。 
ノングルー状態なのに、グルーイングした高弾性ラバーの性能を大きく上回る性能を発揮する怪物です。 
「プラズマシリーズ」や「エナジー」など、スピードグルー完全不要ラバーがすでに他社から発売されているなか、「本当のノングルー“完全”対応ラバー」と発表し、メーカーが自信を持って送り出す「ニンバス」はスピードグルー完全不要ラバーの革命児になれるでしょうか。
 
近日中に試打を行い最終結論をだします。(2006/10/25) 
  
  ●ジャスポの最終結論 
使用したラケットクレアンガカーボンは、最新カーボン「TAMCA・ULC」を使用したことで、打ボール感をソフトに平均重量を5gも軽量することが可能となったラケットです。 
繊細なボールタッチとハードヒッターをも満足させる弾道が最大の魅力です。 
グルーイングは“ゼロ回”でウォーターチャック(Butterfly)を使用しました。
  
■ファーストインプレッション 
“ノングルー状態でもグルーイングした高弾性のラバーの性能を大きく上回る”、ジャスポのようなノングルー派ユーザーには夢のようなラバーですね。 
「今日はグルー塗ってないから調子悪かったんだよ〜ん」なんていう、負けた時の言い訳が1つ減っちゃいましたが(^^; 
しかし忙しい合間の試打は本当に大変です。 
準備運動もそこそこにフォア打ちから練習を始め、一通りの技術を試打すると、もう仕事の時間に。 
「あぁ、もうちょっとだけぇ・・・」なんて後ろ髪引かれる思いで練習場を後にしなければいけません、トホホ(^^; 
TIBHARの自信作なので改めて時間を作って試打しましょう(^^) 
今回もグルー完全不使用なのでプラズマシリーズやエナジーを知らない人は先に予習をしましょうね。
  
■ドライブのスピード・回転量・コントロール性について 
ニンバスをつまんでラバーの硬度を確認してみました。 
エナジーより少しだけ硬めのスポンジですが、トップシートが凄く軟らかい! 
トップシートが軟らかいおかげで、打球感も良く扱いやすラバーに仕上がっています。 
 
ただ、全体的に軟らかいラバーなので心配されるのが・・・。そう「強いインパクトに耐え切れるか」ということ。 
その心配も一瞬で吹き飛びました(^-^) 
強いインパクトでスイングした時でも、スポンジに“適度なコシ”があるおかげで「ボールが食い込みすぎて反発力が死んでしまう」という軟らかいラバーのデメリットを払拭している。 
 
想像してみてください。 
パワードライブをカウンターで打ち返すという場面。 
 
軟らかすぎれば、前述のとおり「反発力がしんでしまう」 
ニンバスの場合には「ボールがトップシートに食い込んだあとから“適度なコシ”のスポンジが“グッ!”と押し返すようなカウンタードライブが打てます。」 
このときに軟らかいトップシートであるおかげで、安定的なカウンターを打つことができます。 
ニンバスの凄いところは、トップシートの軟らかくて扱いやすい性質と力負けしないスポンジの硬さ(強さ)をバランスよく配合しているところだと思います。 
ベテラン選手のジャスポとしては、「こういうの欲しかった」という好印象を持てました。 
 
他にもニンバスを使用していて“良いな”と感じたことがあります・・・。 ズバリ“しのぎ”です。 
しのぐのニンバスは攻撃時とは違う表情を見せてくれます。 
まずコントロール性が良く、狙ったポイントへドライブをつなぐことがやり易い、コースを狙うという事は、相手の打ってくるコースも読みやすくなりますので、正確な位置取りを行い、粘って粘って凡ミスなくし失点を防ぐことができます。 
こういうプレーってレベルの差が確実に現れるんですよ(^-^) 
他にも大事な局面でラバーが軟らか過ぎたり、硬過ぎたりすると安定した返球が難しくなり簡単に点数を“プレゼントフォーユー”しかねない。 
ニンバスのラバー硬度は攻撃面はもちろん“しのぎ”のプレーが安定して打てることもが魅力です。 
安心した“しのぎ”ができることが、中・上級者には頼もしいと思いますよ(^-^) 
久しぶりの“ニンバス乗り換え宣言”をしちゃおうかと・・・と思っちゃいました(*^-^*) 
ジャスポの好感触ぶりにも関わらず、大村君は「まだまだ弾みが足りませんよ」と不満気味でした(^^; (どこまで弾んだら気がすむんやー!ビシッ!) 
まったく、近頃の若者はどれだけグルーイングしているんでしょうか(笑) 
グルーイングしないジャスポにとっては想像しただけで、あ〜恐ろしい(^^; 
 
 
■ツッツキ・ストップ・ブロックなどの守備技術について 
ツッツキの時に・・・。 
シートが軟らかいため、弱いインパクトでスポンジまで達してしまうので細かい技術が難しい(^^;) 
回転量を増やそうとして「ガツン」とラケットに当てると、オーバーミスが多くなります。 
「ニンバスにツッツキは向いてないんだなぁ」なんて思いましたか? 
大丈夫です♪オーバーミスを防ぐために、2点を意識すれば良いだけです。 
 
1点目は、“力を抜く” 
余計な“力み”があると、微妙な角度調整が利かず大雑把なツッツキになります。 
当たった瞬間にもラケット角度を変化させることができるくらいに力を抜いておきましょう。 
 
2点目は、“スイング方向を考える” 
ツッツキがオーバーしてしまう。力を抜いてもミスが減らない。 
そういう場合には、スイング方向も合わせて注意してみましょう。 
具体的にいうと、オーバーした時には「スイング方向は下へ」ということを意識してみてください。 
 
こういった調整方法を見に付けておけば、多くのラバーには対応ができるようになります。 
はい。それではニンバスにあわせた調整を行って再度ツッツキだ。エイヤッ! 
回転量は多くないものの、相手コートに深くて低い弾道のツッツキが特徴的ですね。 
ストップも大きくなる傾向があるので、調整を施してと・・・「うん、十分に止まりますね(^-^)」 
さぁ、これで明日から君も下回転マスターだ!(なんだそりゃ(^^;) 
  
■サービス・レシーブのスピード・回転量・コントロール性について 
いやぁ、驚いた!フリックが凄く良い! 
特にトップ回転系のショートサービスに対しては、低くて鋭いフリックが多く決まりました。 
大村君相手に1試合あたり、数本のフリックノータッチができました(嬉) 
試合で大切な事の1つに「先手を取る」ということがあります。 
さまざまな技術で成り立っているのが卓球の試合。 
そのなかでもレシーブが重要技術であることは誰もが認めることです。 
フリックレシーブで、意表を突いたり、正面突破することができれば、その後のラリー展開は目に見えたようなものです。 
一方、フリックが単調になると、相手にカウンターで攻め込まれ危険状態に陥ることになります。 
 
ニンバスでのフリックで1番良いと感じたのはスピードがあることです。 
完成度の低いラバーだと、スピードがあってもその他のフリック技術に弊害がでることが多いのです。 
もちろんニンバスにも悪い傾向がないとはいいませんが、試合で首をかしげるようなことはないのです。 
フリックレシーブを総合的に見ても“使えるラバー”ということが解ります。 
ただ、いくらフリックが良いからといって、試合前に「俺って、ショートサービス苦手なんだよねー」なんて、見え透いたウソはいけません。 
サーブに関しては、もう少し引っ掛かりがある方が好きです。TIBHARさん「ニンバス・スピン」を作ってくださいm(_ _)m 
 
 
■メリットについて 
強いインパクトにも押し負けない弾力のあるスポンジと、軟らかくコントロール性能に優れたトップシートが攻撃力を最大限に引き出してくれます。 
また、フリックの良さも忘れるわけにはいけません。 
巧妙なフリックレシーブから、ドライブ攻撃にラリー戦になる。 
攻撃力もあり、扱いやすさも光ってます。 
ジャスポが、大村君に負けない理由がここにあった訳ですね(^_^) 
 
 
■デメリットについて 
ツッツキ、ストップが難しいことだが、オーバーミスさせない為には調整方法を練習すれば扱いきれないことはないと思います。 
力を抜きましょうね♪ 
大村君はスピードが足りないと不満気でしたが、ジャスポは問題ないと感じます。 
彼はグルーイング依存者の1人ですから、その答えも頷けます(^_^; 
 
 
■こんな貴方にお奨めしちゃう 
中・上級者で軟らかな打球感を好むドライブ攻撃型選手にお奨めします。 
強いインパクトでのドライブを打っていただくと、軟らかいトップシートをコシのあるスポンジが押し返してくれる感覚が体感できるかもしれませんよ。 
安定した“しのぎ”などの守備的ドライブにも優れていますので、ドライブ攻撃型選手は一度は使ってみて欲しいラバーです。 
また、初級者・レディースの選手でも「もっと強いボールが打ちたい」と考えている選手にも良いでしょう。 
それとニンバスを使うときにはフリックもやってみてください。
ジャスポの言葉の意味が解ると思います。 
(2006/11/30)
  ニンバス(赤/MAX)はこちらのページから購入可能です。
 |  
  
 
 
 
 | 
 
 
 |  
 
  |  |  |  |  |  
 |  
 |  
 |  
 
  
 |   
 |