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STIGAからCRシリーズの発売が決定しました。
今までは国内での販売がなくて、オリジナルとして一部のマニアだけが所有していたそうです。
世界のトッププレーヤーも数多く愛用しているCRシリーズは、曲線部分よりも上(打球面)をニスと紫外線でハードにしてパワフルに弾き返す。そして、曲線部分よりも下(グリップ部分)はスウェーデンラケット特有のソフトな打球感を残している。
CRシリーズは非常に期待のできるラケットです。近日中に試打を行い最終結論を出します。
今回レポートしたのはシェークハンドですが、もちろん中国式ペンホルダーも発売される予定です。
●ジャスポの最終結論
使用したらバーはフォア面サムライ(TIBHAR)・スクランブル21アルティマEX(JUIC)の2枚を使用しました。
バック面エクステンドPO(YASAKA)です。
サムライはジャスポの一押し商品、エクステンドPOはモニター用ラバーです。
グルーイング1回で使用しました。
■ファーストインプレッション
「めっちゃ飛ぶよ」が第一声でした。
今まで、しなりが特徴的なバンブーショットを使用していたので、当てただけで飛ぶ感触が新鮮でした(^-^)
しかし、木材だけのラケットにしては弾きが良すぎないか?と思ってしまうのはジャスポだけだろうか。
相当に飛ぶように感じるのです。コレは攻撃が楽になるぞ(^0^)
関係のないことですが、初めてSTIGAラケットということもあり楽しい。クリッパーシリーズを持つだけで強そうに思えてくるのはジャスポだけ?!
■ドライブのスピード・回転量・コントロール性について
ブレードが縦長だから、ドライブの安定性と威力を最大限引き出してくれるラケットだと感じました。
(縦長といっても2mm程度なのですが、この2mm程度でここまで技術に影響するとは、改めて卓球とは繊細なスポーツなんだと感心しました)
フォアとバックの攻撃系技術に共通して感じたのは、ラケットヘッドがボールを押し出してくれる感覚があり、手首の力を抜いてスイングをすると手首の返しが自然と生じます。
もちろん、他のラケットだって自然と手首が返るのですが、クリッパーCR-WRBはブレードが縦長、そして、重心が先端よりということもあり、返りが顕著に現れると思います。
手首を固定した硬いグリップで打球するよりも、手首の可動範囲を広く取った軟らかいグリップで打球すると、ドライブなどの擦る技術のときに、ラケットの性能を引き出せると思いますよ。
ファーストインプレッションで飛びますと書きましたが、その点に関しては試打後も大きな変更はありません。
ただ、カーボンラケットのように硬いだけという打球感ではなく、ハードな打球感のなかに若干のボールコントロールをできる隙間があるように感じます。
もちろんスピードがあり、打球感のハードなラケットだと思いますけど、スピードコントロールの付けやすさがあるというか、なんと言うか表現が難しいですね(^_^;
カーボンのようなハードでスピードのあるラケットは、繊細なプレーが難しかったりしますが、クリッパーCR-WRBは強いインパクトの時には、なんとも心地良い打球感とスピードがあり、弱いインパクト(ツッツキやストップ)の時には、打球の感覚が手のひらに響いてくるソフトさを持ち合わせている。
テクニック派とパワフル派のどちらかにお勧めしなければいけないとなると、パワフル派にお勧めしますけど、両方の特徴を上手にミックスさせているラケットだと思いますね。
木材のみのラケットでは攻撃力に限りがあると考えていましたが、クリッパーCR-WRBは考え直しが必要なことを教えてくれたように思います。
ドライブでのスピード&パワーと繊細なボールタッチも可能にしてくれるわけですから、世界のトッププレーヤーが愛用している理由がよくわかります。
ジャスポ的には、性能にも十分満足しているのですが、このラケットのグリップデザインも良いし、グリップの握り心地も丸くて握りやすく良いと思いました。
(2006/5/2)
クリッパーCR-WRBはこちらのページから購入可能です。
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